先日来より各地の防災関連セミナーに通っては、新しい知識を仕入れてこようと務めております。いずれ(1年後!?)までにはお知らせしようと思っているのですが、まずはひとネタ。

「感震ブレーカーを設置するときは”補助照明の準備もおわすれなく”」

地震などで懸念されているのが「通電火災」などの電気火災。一般的には災害後に停電が発生し、その後、再度通電された場合に火災が発生するものですが、阪神淡路大震災でも長田区などでは、震災後数時間たってから特定地域に火災が多発したことから、この通電火災が起こったのではないかと言われています。

そして、これを防ぐために作られたものが「感震ブレーカー」と呼ばれるシステム。

平成27年2月に発表された「感震ブレーカー等の性能評価 ガイドライン」においても、さまざまな検討がなされています。

www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/pdf/kanden_guideline.pdf

ちゃんとした(?)ものでは、分電盤と連携し、揺れの後から一定時間(通常は3分だそうです)の猶予時間後に通電を止めるものや、コンセント単位で通電を止めるものなどがあるようです。

また、簡易なものとして、「おもり」や「ばね」などを使用して「一定程度の揺れを感じた瞬間に通電を停止する(ブレーカーを下げる)」ものがあり、防災グッズとして販売されています。

amzn.to/2k3lFqw
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上記のガイドラインにおいては、「出荷予防性能」と「避難安全等確保機能」の性能評価が行われています。

ここで注意が必要なのは「簡易タイプ」の場合、一定以上の揺れが発生した瞬間に電気が止まります。ということは、揺れている最中で電気が通っている状態であっても、夜中であれば真っ暗になるということです。

揺れている最中に電気が消えるのですからかなりの恐怖に襲われるとともに、目が慣れないとまったく周囲の状況がわかりません。もちろん、誰かが何かの下敷きになったとしても暗闇で捜索する必要があります。

ブレーカーを上げるためには分電盤の場所に行く必要があるのですが、真っ暗なので、廊下などにガラスが落ちていても築かない可能性があります。そもそも、揺れた後にブレーカーを上げるのであれば、感震ブレーカーを設置する意味がありません。

その他のタイプであっても一定期間をすぎれば電気は消えますので、真っ暗になります。
地震以外の風水害などでも、停電の可能性というのは十分に考えられますので、明かりがあるに越したことはありません。

感震ブレーカーは簡易なものであっても、通電火災を減らす可能性はありますが、うまくつかわないと逆にけがをするおそれもでてきます。

暗くなったら一定時間点灯するライトや懐中電灯、廊下などを照らす補助照明など、「停電しても明かりを確保」したうえで、万が一の災害にそなえるようにしましょう。

 

投稿者プロフィール

編成もわもわ
編成もわもわ
2004年8月入社。
当初営業企画課に配属されるもわずか3カ月でクビになり、放送総務部へ異動。
ちなみに、前職は写真屋さん。